2009年03月07日

ハリウッド予選が生んだ奇跡・最強の敗者ジョサイア・レミング

2008年シーズン7の優勝者デヴィッド・クックはAmerican Idol制作のカバーソングをビルボードチャートに何曲も同時に送り込みその人気ぶりに改めて世間をアッと言わせたあと、昨年11月に発表したデビューアルバムは発売後4ヶ月あまりでセールス100万枚を突破。ほぼ同じ時期にデビューアルバムをリリースした準優勝者デヴィッド・アーチュレッタも60万枚突破で、昨今の音楽産業低迷や100年に一度の世界的大不況がどこ吹く風かといわんばかりの絶好調ぶりだ。アメリカ経済絶好調期に現れたシーズン5、シーズン6優勝者と準優勝者のリリースがいずれもセールス面で伸び悩んだだけに、この状況でのこのブレイクぶりを見るに、Wデヴィッドの活躍ぶりは奇跡的といってもいいかもしれない。
しかし、シーズン7の奇跡はこの二人だけではない。彼らよりも遥かに早くメジャー契約を結んだ19歳の青年がいる。ジョサイア・レミングだ。
ジョサイアは本選進出を果たすことなく敗れ去った。ちょうど去年の今頃、ハリウッドウィークだ。ハリウッドでの一次審査をサイモン手放しの賞賛で突破後、続く二次審査では若い意気盛んなアーティストゆえの生意気さ意固地さを縦横無尽に発揮。オーディション曲のリハーサル中にバックバンドと喧嘩してバンド付き歌唱審査でバンドなしで独りステージに登場しやけくそ気味にアカペラを慣行、彼への期待でいっぱいだったであろう審査員一同を呆れさせた。
しかし、ハリウッド一次審査で披露したピアノ弾き語りパフォーマンスが圧倒的なインパクトを放ったのか、ジョサイア落選後のファンの反響がすさまじく、ハリウッド敗退後すぐにアメリカの人気番組The Ellen DeGeneres Show に出演してピアノ弾き語りで彼のオリジナル曲「To Run」を演奏し、その瑞々しい感性あふれる曲と聴く者の心に強く訴えかける力強いパフォーマンスにスタジオ観覧客から大喝采を受けた。
その後、Amercan Idol season 7 で勝ち残ったかつてのライバルたちが激戦を繰り広げている最中の3月下旬には、”ジョサイアがワーナーブラザースと契約”のニュースがマスコミで報道される。
American Idol的にカウントすると、地区予選→ハリウッド一次予選→ハリウッド二次予選のたった三回のパフォーマンスでジョサイアはプラチナチケットを手にした事になる。デヴィッド・クックやアーチュレッタが17週間に渡り20数回のパフォーマンスをくたくたになりながらやり遂げてようやくたどり着いたメジャーへの切符という栄光を、ジョサイアはたった2週間の3パフォーマンスで成し遂げたのだ。しかも最初から最後まで、全てやりたいようにやっての勝利だ。
とはいえ、ジョサイアのメジャーデビューを決定づけた一番の要因は、The Ellen DeGeneres Show出演後の視聴者の熱い反響やMySpaceでの熱狂的な支持だったと想像できる。とにかく、自分らしさをとことん押し通したままミュージシャンになるという自分の目標をライバルたちよりも早く達成してしまったジョサイアは、ある意味season 7最大の成功者といえるかもしれない。

それでは、ジョサイア・レミングのメジャーデビューまでの足跡を映像で振り返ってみよう。

ジョサイアAI地区予選でお茶の間に初登場。オリジナル曲「To Run」を唄って好評を博すも、喋る時は普通にアメリカ訛りなのに唄う時に英国訛りなのが変だと突っ込まれる。

ハリウッド予選での第一次関門”フリースタイル審査”(アカペラで唄っても楽器を使って唄っても自由に選べる)でMikaのヒット曲「Grace Kelly」をピアノ弾き語りする。そしてサイモンが「全てのオーデションでの中で最も記憶に残るパフォーマンスのひとつだった」と大絶賛する。


そして第二次関門のバックバンドに併せて唄う審査では、バンドとのリハーサル中に喧嘩してバンドメンバー全員を”クビ”にしてしまう。そしてジョサイアはそのまま独りでアカペラで審査に望み、それまでの審査で彼を高く評価していた審査員たちの期待を裏切る。映像はそのあとの合否発表シーン。

ハリウッド敗退のすぐあとに出演した人気番組The Ellen DeGeneres Showでの模様。

そしてこの頃ジョサイアがMySpace(←クリック!)にアップしていたピアノ弾き語りバージョン「To Run」その他の曲をUSA版MySpaceのSnocapという音楽配信サービスを使って販売し、何万ダウンロードだかを売り上げたらしい。このファンベースでの凄まじい盛り上がりぶりがメジャーレーベルの食指を強烈に動かしたのだろうか。

8人兄弟姉妹の貧しい環境の中で、8歳の頃にほぼ独学でピアノを始め、16歳で曲作り開眼。17歳の時には苦しい家計を少しでも楽にするために故郷テネシーを離れて自活。しかしそれは目標であるミュージシャンへの夢を実現するための旅でもあった。そしてハリウッド予選後に見事その大きな一歩となるワーナーブラザースとのメジャーレーベル契約を果たし、そのあとの約半年間をロンドンでレコーディングに明け暮れる。そして2008年10月28日にタイトル「Angels Undercover」(→クリック!ITMSへ!)でEPデビュー。終始一貫して自分流を完全に貫き通したままプロ・ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせたジョサイアは、シーズン7の他の主役たちの誰よりもヒーローチックな気がする。今週の「アメリカン・アイドル」はいよいよハリウッド予選の最終ラウンドだが、奇跡は今年も起きるのだろうか?第二のJosiah Lemingに私たちは巡り会えるのだろうか?予選通過者だけではなくて、敗退者にも注目だ。

最後はジョサイアのEPタイトル曲「Angels Undercover」をMTV NEWSのために本人がピアノ弾き語り。
 


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posted by tsサイモン at 04:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ジョサイア・レミング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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