2007年05月15日

Princess P/ Paris Bennett

ワーイ!パリスちゃんのデビュー・アルバムが到着だワーイ!いちおう飛行機で来たみたいだぞワーイ!
昨日届きましたよ!で、封を開けたまま今日まで寝かせておきましたよ!そして、さっき聴きましたよ!ワーイ!
インディーズ・リリースだけど、それ相当に金掛かってますよ、これ。見た目はメジャー・リリース物と全く区別つかんわ。高級感のあるアートワーク!パリスちゃんもビューティフルじゃありませんか!CDレーベルも綺麗な印刷ですよ!
でね、音ですよ音。いやー、やっぱCDは音いいわ!このところMP3ばっか聴いてたから!
て、そんな当たり前のことを言ってもしょうがないよ!
とまたいつものように一人突っ込みを入れながら、ではレビュってみましょうか!
全16曲(オリジナル15曲、カバー1曲)で盛り沢山、そしてバラエティにも富んでます。だけどあんまり詳しく書いちゃうと、ネタバレしちゃうから教えてあげなーい!へっへっへ!
だ・か・ら・ 貴方にだけこっそりとね・・・・
て、俺は何者だよ!

まず、教えちゃおう。このアルバムで、パリス自身もソングライティングに3曲参加しているんだぜ!(#1,2,9を2〜4人のライターと一緒に曲を書いています。つまり、パリスのMySpace←クリック!)で聴ける「Ordinary Love」もパリスが書いたんだぜ!)
もうひとつ教えちゃおう。あのChicken Littleことオチャメなメガネ小僧ケヴィン・コーヴァイスが#5「Let Me Rap」で参加しています。これ、曲名見てわかるとおり、ラップだ!ははははは!そう来たかケヴィン!やっぱオチャメだよケヴィン!改めてケヴィンのユニークな個性を再認識。超ノスタルジックな古臭いトーンの声なのに若者らしい現代的なノリを持ってるから、ほんと面白いよ。いや、実に楽しいトラックです!
ケヴィン以外にも何人かのアーティストがフィーチャーされてます。#8「Duet」で競演しているJ Isaacというシンガーソングライターは、このアルバムのほとんどの曲作りに参加していて、このアルバム発売元レーベルである306ENTERTAINMENTのアーティストです。#15で競演しているJames Grear & Company は、メジャー・インディー問わずいろいろなレーベルから多数のCDを発売しているゴスペル・グループです。そして、#16で競演しているうちの一人、Ann Nesbyはパリスのおばあちゃんで、地区予選の時に審査員席でランディが「おばあちゃんは最高のシンガーなんだ!」と興奮気味に語っていたあの人ですよ。パリスと一緒に映ってましたよね。で、もう一人のJamecia Bennett は名前を見てもわかる通り、パリスのママですよ。やはりパリスと一緒に映ってましたよね。
で、この母娘祖母競演の#16「Best Friends」が、このアルバムの中の私にとってのベスト・トラックです。この歌の中で謡われているBest Friendsとは、「家族」です。で、パリスとママが掛け合って、途中からおばあちゃんも入ってきて、最後は3人で歌い上げます。この曲でのパリスの深い説得力は、とても18歳とは思えない!それこそ途中からどっちがパリスでどっちがママだかわからなくなるくらいです。実際パリスとママは声のトーンが似ている音域があって、なおさら誰が誰だかわからなくなる瞬間があります。おばあちゃんの声はパリスやママよりもさらに太い声なんだけど、音域によってやっぱりパリスやママと似ている部分があります。だから互いの声がよく混ざり合うし、その混ざり合う瞬間がスリリングです。「母や祖母への愛」を歌った時に、迸る感情の激しさ・優しさ・切なさが最大限に爆発するところは、やはり子供なんだなあ、と思います。その一方で、この恐るべき表現力は・・・・
シーズン5出身者のデビューアルバムがいくつか出たけれど、テイラー、クリス・ドートリー、エリオット、バッキーはどれもある程度完成された魅力が前面に出ている感があるし、キャサリンは若さのわりに器用すぎるところが私にとってはインパクトが薄いし、ケリーはCDレビューで絶賛したとおりとてもよくできたアルバムだけどケリー本人は相変わらず良くも悪くもイイカゲンだし、今のところはこのパリスのアルバムが、私にとってはいちばんインパクトが強いです。伝統的なソウル・ゴスペル的深さとキャピキャピ女の子の若々しい感受性を併せ持ったこの独特の個性に、無限の可能性を感じてしまいます。パリスファンだけではなく、全てのポップスファンの方も、超お薦めですよ!

追記:そうそう、当ブログで以前お伝えした、このアルバムでのリサ・タッカーとの競演は、実現しなかったようですね。パリスとリサが競演した曲がお蔵入りになったのかな?それだけが残念でしたが、とにかくパリス・ケヴィン・リサは仲良しトリオなので、今後いくらでも競演のチャンスはあるはずだから、問題なし!


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posted by tsサイモン at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月07日

ドリームガールズ:デラックス・エディション(DVD付)

「DVD付」といっても、私のはmp3だから、DVDは見れないんだけど・・・・
アルバムを初めから聴くと、正直、なんじゃこりゃと思った。安っぽいショー・ミュージックが始まってしまう。やっぱサントラだな・・・映画見ないと駄目なのかな・・・・とか思ったりした。
で、とにかくアルバムを流しながら他の事をやっていた。そしたら、CD1の後半あたりからだんだんと引き込まれ、CD1ラストのバラード「And I Am Telling You I'm Not Going」 -Performed by Jennifer Hudsonでは涙が・・・・なんという情感の込もった力みなぎる唄!私はこれを聴いて、なんでジェニファー・ハドソンがアカデミー賞助演女優賞を取ったのか判った気がした。ビヨンセを完全に食ってるじゃん!
CD2に入ると、まず2曲目の「When I First Saw You」-Performed by Jamie Foxx という曲に心打たれる。静かな、しんみりとした、ひたすら美しいバラード。そして4曲目の「I Am Changing」-Performed by Jennifer Hudson で、再びジェニファーのバラードで涙が・・・・
考えてみれば、この映画は一組の女性ヴォーカル・グループのサクセスストーリーを描いている。無名のアマチュアが、大スターへの階段を駆け上がって成長していく話。。アルバム冒頭のショボさは、無名だった頃のイケテナサをそのまま現してるのか、と考えると納得がいく。映画の盛り上がりがそのまんま、このサウンドトラックを聴くと感じることが出来る。なかなか、いいんじゃない?
でもって、この映画の主人公のモデルとなったのは、1960年代にキラ星のごとく大ヒット曲を量産し続けてモータウン・レーベルの基盤を確固たる物にしたシュープリームス。そして彼女たちのヒット曲をほとんど全て書いていたのが、不世出の名ソングライターチーム、ホランド・ドジャース・ホランド。ソウルなのになんでこんなにポップなの!な楽曲群は、今現在でもなおソングライター達にとって最も基本的で重要で洗練されたテキスタイルとなっているし、また、様々な形でカバーされ続けている。
で、ならばこの映画収録曲が、1960年代のモータウンっぽいのかというと、そうではないのだ。1970年代〜1980年代前半の、チャート上位にランクインするソウル・ミュージックが”ブラックコンテンポラリー”と呼ばれた頃の感じが溢れている。洗練されたメロディーとスイートな情感と柔らかいタッチ。つまり、このサウンドトラックは、私と同じように今オジサン・オバサン世代に居る人たちにとって、凄くノスタルジーを感じさせるのだ。私がジェニファー・ハドソンに涙ぐんでしまうのも、そこが大きく関係していると思う。過ぎ去りし日々。悪い思いでは淘汰され、美しい思い出だけがいつも心の片隅の引き出しにしまってある。このアルバムは、私にその引き出しを開けさせてしまう。きっと、私と同じか近い世代の人たちは、このアルバムを聴くと私と同じ思いを抱くはずだ。ああ・・・・センチに思い出に浸る土曜日の夕暮れも、なかなか乙なもんですよ。
結論。オジサン・オバサンなら買うべし!
posted by tsサイモン at 19:09| Comment(2) | TrackBack(1) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドートリー/ドートリー

「Home」、いい曲だねぇ・・・・特にブリッジ(2番が終わった後の展開部)からサビのリフレインに掛けての盛り上がりが最高。このアルバムには、シングルカットされてAmerican Idol シーズン6のエンディングテーマとしても流れているバージョンとは別に、アコースティック・バージョンが入っていて、そっちも凄くいいよ!
この「Home」に限らず、このアルバムにはいい曲が多い。驚くべきことは、その全ての作詞作曲にクリス・ドートリーがクレジットされている。しかも、ほとんどの曲をクリス・ドートリーがひとりで書いている。
実はこのアルバム、mp3で先週末に手に入れて、最初に聴いた時は、あまりピンと来なかったんだ。でも、TVで「It's Not Over」を見た時の印象がとても良くって、やっぱクリス凄いじゃんと思って、だからそのときの印象が頭にあるから、何度もアルバムを流してたんだ。音楽っていうのは、聴く人のその時の気分によって印象が全く違う。このアルバムを聞くのに自分がベストな状態になっている時が来るまで待ったわけ。ケリー・ピックラーのアルバムみたいに、ファースト・インプレッションでビビッと来た場合はそんな必要はないんだけどね。
で、自分にとってピンと来ない時は、粗ばかり目立ってしまう。そして、どういう粗が目立ったのかというと、私は単調さを感じてしまったのだ。クリスの唄い方は伝統的アメリカン・ハード・ロックの唱法を継承しながらポスト・グランジな感じの曲を唄っている。ソロ・シンガーというよりも、ロックバンドのヴォーカリストを連想させるタイプの歌声だと思う。ダイヤモンドみたいにガチンガチンに硬質でエッジのメチャクチャ効いた声。だからこそバンドの大音量にも声が全く負けないで前面にグッグッと出て来る。しかもクリスは毎回毎回一切手抜きせずに全力を尽くして唄う。どんな時でも彼はパフォーマンスを崩さない。超安定している。いつでも同じようにあのスタイルであのトーンで唄う。American Idolのコンペティションで毎回数組のコンテンダーのひとりとして1曲ないし2曲ずつ唄う時は、とにかくクリスの完璧さ見事さプロフェッショナルさがひときわ輝いて驚嘆した。しかし、こうやって彼の歌声を13曲通して聴くと、声そのものの超エッジで耳が疲れてなんだかお腹一杯になってしまう。1曲1曲は見事。だけどアルバムのトータルとして考えると、どうなんだろうか、と思ってしまう。
例えば、ふつうのバンドみたいに、要所要所でギタリストがソロを弾きまくったり、ドラムスがフィルインを叩きまくったり、ベースがインプロヴィゼーションをバシバシ決めたりして、曲の中でクリスが歌わない部分を増やすべきだ、と私は思った。だけど、このアルバムを録音した時点ではこれらの曲を演奏しているのはスタジオ・ミュージシャンだった。 彼らはバリバリのプロフェッショナルで凄腕。しかし彼らはちょこっと打ち合わせをしたあとに、あとは雇い主の指示どおりに演奏するだけ。完璧な演奏とアレンジだけれど、どことなく物足りなさを個人的に感じてしまうのも、クリスがバンドっぽい唄い方をしているのにバックがバンドっぽくない事が原因なのかもしれない。だからこのアルバムはクリスのバンド「ドートリー」として出しているけど、厳密にいうとこれら収録曲は”バンド”の作品ではない。 「バンド」は本来はバンドトータルとしての音造りを行うべきだけど、そのためには綿密なリハーサルが必要。メンバー同士が”あ・うんの呼吸”になる事が必要。しかしこのアルバム制作の時点ではそれは無理だったろうから、それは仕方ない。
まあ、他の記事と同じく私はいつも偉そうに書いているけど、それもこれも全部私の個人的な意見。別に正しいとは思っていない。私にとって正しいだけで、そもそも音楽は嗜好性の世界。好き嫌いの世界。こういう感じ方もあるんだねぇと思っていただければいいです。
一方で、「巧い下手」はある程度客観的な事実として言える。クリス・ドートリーは、巧い。鬼のように巧い。これは間違いない。
もうひとつ言える客観的な事実。このアルバムは既に全米で200万枚売れた。これは超客観的な事実。200万人の人々が命の次に大切なお金をこのアルバムのために費やした。それだけ多くの人に愛され支持されている音楽。それがこのアルバム「ドートリー」に収められた曲たち。
要するに、必聴。
posted by tsサイモン at 01:22| Comment(2) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月04日

テイラー・ヒックス / テイラー・ヒックス

初めてテイラーを地区予選のアカペラで見た時は、レイ・チャールズそっくりな声だなあと思ったけど、それ以上の強い印象は持たなかった。そのあと彼はハリウッド予選を生き残って、スタジオ予選も勝ち抜いたんだけど、そのあいだ彼は自分の声に合わない歌ばかり唄ってたから、そんなに歌が上手いって訳じゃないのにいったいなんでいつまでも残ってるんだろうと思っていた。そしてトップ12が始まっても、相変わらず合わない歌ばかり唄っているし、(特にEasyはひどかった)、Wo!と叫ぶ時のキョドった仕草のユーモラスなところとか、人懐こいキャラとか、貧しかった生い立ちとか、そんなところが受けてるのかなぁと想像するしかなかった。
印象がガラッと変わったのは、Taking it to the Streets を唄った時だ。声が曲に合っていたし、サビ前までの忍び寄るような変な仕草が、不思議に場に合っていた。そして、♪Taking it to the Streets♪とサビが始まった途端に片腕をクルクルと回しながら体を揺らして、顔はノリノリの表情で、なんだか知らないけど見ていて楽しくてしょうがなくなってしまった。みんな同じ事を感じたらしくて、観客もバンドもみんなやたらと楽しそうで、とても不思議な体験だった。
 ポップ・ミュージックの特徴の一つに、「音楽だけではない」というところがある。もしもビートルズがあのままの才能で、しかし見た目はみんなミートローフみたいで、1961年の音楽シーンにLove Me Do で現れたら、果たしてどうなったんだろうか?もの凄い数の女の子のグルーピーは付かなかっただろう。世の話題になったかさえも怪しい。それはつまり、視覚が嗜好性や価値判断に与える影響が計り知れないということ。大好きな食べ物を、グロテスクな写真を見ながら食べたとしたら、誰もおいしいとは感じないだろう。
 エルビス・プレスリーはレコードだけを聴いてもとても魅力的な声だし当時としては衝撃的なスタイルで唄っていたけど、全米中の女の子が熱狂するようなもの凄い人気者になったのは、ハンサムでしかも唄う時の仕草がセクシーだったから。ジェームス・ブラウンはいちシンガーとしてもの凄い卓越した才能を持っていたけど、あのかっこいいダンスが衝撃的だったからあそこまで人気者になった。
テイラー・ヒックスは、シンガーとしての才能はエルビスやJBには遠く及ばないと思う・・・・と書いたらテイラーのファンにはきっと怒られるだろうけど、かといって「エルビスやJBに匹敵する」と書いたら、彼らのファンに殺されるかもしれない。だから、やはり思ってないことは書かない方がいいということで。音だけ聴いても、正直あんまり強烈にグッとは来ない。なんか後ろのサウンドから浮きっぱなしの声だ。特にアップテンポの曲が多く入っているアルバムの前半部分で非常に気になる。バラード気味の曲が多くなるアルバム後半からは、少しマシになる。個人的にいちばん好きなのはラストの曲Right Place で、その次に好きなのはその前の曲Deal だ。Place I've Been、Soul Thing もいい。哀愁が漂う南部っぽいゆっくりめ静かめの曲が彼の声にはマッチするように私には思える。彼が純粋に歌だけで勝負するなら、私はそっちの方向だと思う。
しかし、彼は歌だけで勝負するべきではない。彼の本当の天賦の才能は、あの動きだと思う。要所要所でがなり気味にシャウトしながらコブシを握って少し屈むあのポースだけで、観客は熱狂する。不思議な芸だ。全盛期のダンディ坂野のキラーギャグ「ゲッツ!」を彷彿とさせる素晴らしい切れとインパクトだ、と書くのは言いすぎだろうか。言いすぎだ。ていうか、どういう意味だ。と自分で自分を突っ込みながら、ともかく、そう書きたくなるくらいに、テイラーのあの変な動きは私たちをハッピーにさせる。全く、わけがわからない。
とにかく、わけがわかることは、テイラーは天性のショーマンであるということだ。エンターティナーだ。芸人だ。だから、CDよりもDVD。音楽よりも映画だ。もし私がテイラーのマネージャーだったら、どこかの大物映画プロデューサーに必死に頼み込んで「ブルースブラザーズ」をテイラー主演でリメイクするのにな。ソウル/R&B系の音楽コメディ映画にテイラー主演なんて絶対に面白いと思う。
がしかし、テイラー自身がアーティスト性の強い人のようだから、もしも周りがこういう話を持ちかけても(実はとっくに持ちかけてたりして)、きっと彼は首を縦には振らないんだろうな。
もしもDVDがこの先発売されるなら、それが待たれるところだが、それまではこのアルバムを楽しみたい。そのためには、このユニークな声が好きかどうかに掛かっていると思う。このアクが強いけど味わい深い声が好きなら、間違いなく買うべきだろう。

posted by tsサイモン at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月02日

Katharine McPhee / Katharine McPhee

狐につままれたような気分です。
キャサリンはシーズン5を見ている時の私の中での優勝候補の大本命だった。ポップ歌手になるために生まれてきたような女の子だと思った。声の張りと色艶、今様の歌唱法、広い音域、豊かな声量、美貌、若さ・・・・
コダックシアターでの終盤に入ってからは徐々に粗を見せはじめたし、テイラーとの優勝者決定選では彼女のために用意されたオリジナル曲の歌の出来が別人のように酷くて、一体どこか具合でも悪いんじゃないかと思ったくらいだ。やっぱり緊張したんだろうか?毎週のサバイバル選で消耗したのだろうか?マカフィーバーが盛り上がり過ぎてプレッシャーになったのだろうか?いくどか審査員に酷評された時に自信を失くしたのか?原因が何かはわからない。でも、不出来だった終盤でもBlack Horse and Cherry Tree はナイス・パフォだったし、前半で見せたパフォ、例えばThinkを唄った時なんか、凄かったでしょ。
だから、キャットのアルバムには期待していた。ゆっくり充電して立て直せばまたあのキャットが戻って来る・・・・
確かに歌は上手い。相変わらず。
しかし、全く印象に残らない。こんなつまらない声だったっけ?・・・・・・そう、これを聴く限りでは、もの凄くつまらない声に聴こえるんだよね。 だから、狐につままれたような気分になる。
AIでの彼女のパフォの特徴を思い出してみると・・・・「キャット節」と名付けたくなるような、彼女独特のメロディーの今様なくねらせ方があって、曲のポイントポイントでこれを繰り出すんだよね。音域が広いし声量があるから派手にメリハリを付けられるし、そのコントロールとトーンが見事なんでいつも聞き惚れていた。
しかしこのアルバムを聴くと、あの「キャット節」だと思ってた物が、ただの「今様R&Bモノマネ」にしか聴こえない・・・・
しかし、amazonの購入者さんたちのレビューを見ると、どれも評価が高いので、ちょっと混乱する。私が変なのかなあ?
まだ聴いてない皆さんは、私の意見は一切参考になさらずに、ぜひ御自分の耳で確かめて、気に入ったらAIコレクションの一つに加えましょう!
posted by tsサイモン at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月31日

Small Town Girl / Kellie Pickler

さて今は土曜日の夜6時17分。今夜のアメリカン・アイドルへの期待に胸を膨らましながら、晩飯の事などを考える時間帯でもある。そんな中年独身男の哀愁のサタデイ・イーブニングを爽やかな歌声で華麗に彩どってくれたのが、このケリー・ピックラーのデビュー・アルバムだ。
前回このブログでresults show にゲスト出演したケリーの事に対して、私は決していい事を書かなかった。実際results showでの彼女のLIVEパフォーマンスは正直どこも褒める事の出来ないものだった。声量不足、トーンの崩れ、自信なさげな雰囲気。曲も全くよく聞こえなかった。唄う前の前説が、「デビュー・アルバムはゴールドディスク獲得」だったが、これでゴールド取っちゃっていいの?と感じずにおれなかった。
だから、ケリーのアルバムには全く期待してなかった。昨日たまたま友人にケリーのアルバムを持っている人がいて、数曲聴かせてもらった。そしたら・・・・凄くよかった。だから、今日買ってきた。全曲聴いたら、こりゃあいいアルバムじゃないか!
やっぱ、レコーディングは声質だね・・・・と改めて痛感した。声量が無くても録音物の中ではミキシングを工夫することで上手く聴かせる事が出来る。多少の音程の狂いはピッチ修正ソフトで直す事ができる。しかし声質だけは、いじれないからね。LIVEアーティストとしてはケリーはお勧めできないが、CDアーティストとしてはケリーは相当素晴らしいと思う。やっぱり、リスナーのハートを掴むのは上手い下手ではなくて、「声」なんだよね。”f分の一のゆらぎ”だっけ?人々の琴線に触れる何かをケリーの声は持ってるね。
で、収録されている曲がどれもいい曲ばかり。ミディアム・ハイで楽しくくつろげるが多い。results show でケリーが歌ったバラード「I Wonder」という曲も、CDで聴くと凄くいい曲だった。他にも「Wild Ponies」「My Angel」もしみじみいいよ。アメリカをはじめ世界のポピュラー・ミュージック界では、今はアーティスト自身が自分で作詞・作曲して唄うシンガーソングライターやバンドがシーンの主流となっていて、他人の作った歌を歌うというのはマイノリティーなスタイルになっている。そんな中でアメリカのカントリー・ミュージック界の中心地であるナッシュビルでは、作詞家が詞を書き作曲家が曲を書き歌手が唄うという昔ながらのスタイルが今でも主流であり続けている。だからこそ、ケリーのようなビッグ・セールスが見込める歌手がアルバムを出すとなると、いい楽曲が集まってくるんだよね。本当によく出来た親しみやすいナンバーのオンパレードだよ。
カントリー不毛の地である日本ですが、それでもこのアルバムはブレイクしても不思議じゃないと思ってしまう私だけど、皆さんはどう思いますか?
posted by tsサイモン at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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