2009年06月10日

シーズン8 #37 「Week 18 3 finalists」

ステージに現れた野郎ども三人。私がシーズン5からアメリカン・アイドルを見始めて以来、この絵は初めて。男の世界。メンズ・メンズ・ワールド。



あるいは、うーん、マンダム。



おっと、よこみちにそれてしまった。



違う。これは、もこみちだった。

「まじめにやれよ!」と突っ込む今日も素敵に熱血漢な貴方ですか?

こうしてYouTubeと戯れながら、今週もはじまりはじまり!

昨シーズンまではTOP5ウィークから各コンテスタンツがひとり二曲ずつ唄う構成だった。シーズン5TOP4ウィークの時にクリス・ドートリーは、コンディションのせいもあったのだろうが二曲目で少し声が潰れてしまった。ただでさえ凄まじいプレッシャーのかかるアメリカン・アイドルのステージで、ひとり二曲ずつこなすというのは相当にタフな課題。それが優勝決定戦まで続くのだから、まさしく生き残り戦の様相。やる方は死ぬほど大変だが、見る方にとってはこの上なく面白かった。
しかし今シーズンではコンテスタンツの負担が減った。TOP5ウィークはひとり一曲ずつ。TOP4ウィークはソロで一曲ずつ+アトラクション扱いでデュオ or デュエットで一曲ずつ。そして今日のTOP3ウィークでようやく審査対象としてのひとり二曲ずつパフォーマンスということになった。コンテスタンツは昨シーズン迄よりも余力を残した状態で挑める。そのぶん好パフォーマンスが続出するのだろうか?それとも楽をしたぶん生ぬるくなってしまうのだろうか?
各コンテスタンツ一回目パフォーマンスは審査員の選曲によるパフォーマンス。常日頃からソングチョイスソングチョイスとコンテスタンツを手厳しく突っ込みまくっている審査員たちの選曲センスは如何に?お手並み拝見。

ダニー・ゴーキー・・・・ポーラのリクエストにより「Dance Little Sister」テレンス・トレント・ダービーを選曲。唄い始めから最後まで終始気迫のこもった歌唱。それが逆に、曲に抑揚を付けづらくなってしまった。しかしそれ以外に難点は感じられず、エネルギー全開の充実した内容だった。
クリス・アレン・・・・ランディ&カーラのリクエストにより「Apologize」ワン・リパブリックを選曲。凄く高い周波数の音が共鳴してくっきりとしたエッジを形成している。これがクリスの声が際立って聴こえる秘密なのだろうか。
超人アダムと比べるとファルセットが少しひ弱に感じてしまうのは否めないが、アダムが異常なのでそれは仕方あるまい。確立されつつあるクリスの力強い中音ヴォイスを楽しむには十分なパフォーマンス。
アダム・ランバート・・・・サイモンのリクエストにより「One」U2を選曲。曲の前半を、普通の音域から透明ヴォイスで入る。曲の後半になるにつれて、超高音域フェイク&ハードロック声を繰り出す。そんなアダム式必殺フルコースが今日も炸裂。毎度おなじみのアダムテイストを存分に楽しむには文句無い出来。ただし、私的には一箇所不満点も残ったが、それは二曲目の時にまとめて書く。
ボノに連絡して使用許諾を取り付けたサイモンは、満面の笑み。

このあと休憩を兼ねて、今年はイベント・ショーとしては行わない(みたいだね?)アイドル・ギブズ・バックの関連ニュース。ショーは開催しないが、チャリティー活動はしっかり行っているようだ。キャリー・アンダーウッドがアンゴラ現地から、マラリアに苦しむ人々へ蚊帳をプレゼントする様子をレポート。

そしてこの後に、二曲目のパフォーマンス開始。次はコンテスタンツ自分自身による選曲。
ダニー・ゴーキー・・・・「You Are So Beautiful」ジョー・コッカーを選曲。無伴奏で始まる唄い出しをバッチリ決めた。静かに抑えながら唄う前半部分のトーンが素晴らしい。そして後半はバッキングヴォーカルをフィーチャーしたゴスペルチックな構成での盛り上がりの中で、それに応えるかのようにスケール感たっぷりのダイナミックな熱唱。AI史上屈指といってもいいドラマチックなパフォーマンス。今シーズンにダニーが学んできたものを、ここで全て出し切った。まさに集大成。そして亡き奥さんに捧げた、全身全霊のパフォーマンス。
ところでサイモン、自分が選曲したアダムの時はオーバーアレンジを絶賛した。そのくせに、ダニーの場合がなんでアレンジしすぎなんだ。これははっきりいって間違っている。
クリス・アレン・・・・「Heartless」カニエ・ウェストを選曲。久しぶりにエレアコの弾き語りで登場。ハリウッド予選以来だろうか。そして、ひと回りもふた回りも成長しての弾き語りカムバック。
コンペティション中に、クリスは掴むべきものを掴んだ。自分の唄の何がポイントで、それをどうすれば聴衆に届けることができるのか、その適切な術を習得したようだ。伝わって来るものの強さも深さもインパクトも、数ヶ月前とは段違い。クリスは本当に成長した。
彼の成長を示す象徴といえるのが、一回目のパフォーマンスの時にも言及した「高い周波数での共鳴」。優れた声を持つシンガーは、共通してこの高い周波数を持っている。クリスのように中低音域が前面に出た声質でも、やはり高い周波数が共鳴している。これが鳴るから、様々な楽器の中に混じっても周りの音に掻き消されない。どんな音の中に在っても、くっきりとした輪郭を維持する事が出来る。今回はエレアコ一本でバッキングサウンドが薄いので、クリスの高い周波数がよりいっそうストレートに聴こえまくっていた。最初から最後まで一秒の途切れも無く、高い周波数を共鳴させていた。クリスはついに自分の声を完成させた。
アダム・ランバート・・・・「Cryin'」エアロスミスを選曲。一曲目の時にも感じた不満点がここでも露呈。先週せっかくスラッシュが素晴らしいアドバイスをしてくれたのに、それをすっかり忘れてしまったかのようなパフォーマンス。高音域フェイク連発で中低音を全く生かさなかった。二回ともこうだったので、正直ガッカリしてしまった。
しかし、これは何なのだろう?アダムは何故毎回毎回とことんまでやってしまうのだろう?超人の本能なのだろうか?それともこれがアダムのこだわりなのか?
あるいは、大好きな曲を自分流に思う存分唄ったのだろうか?自分セレクションなだけに、とっておきのお気に入り曲を選んだのかもしれない。。今回は「素晴らしい曲だから、あまりいじっていない」とアダムは語った。じゃあU2の「One」はしょうもない曲なのか?と突っ込んでしまう大人気ない私でした。

今週はダニーが光った。一世一代の名唱だった。クリスも輝いた。声の持つ魅力に圧倒された。アダムは、良くも悪くもいつものアダムだった。
私の印象的にはアダムが最下位なのだが、この超絶技巧の超人が落ちるわけがない。というか、落ちてはいけない。こんなに上手い人間が落ちてはならない。しかし、ダニーは最高でクリスは独壇場だった。いったい誰が落ちるんだろう・・・・

日本版アメリカン・アイドルでは、DJ KAORIがクリスの「Heartless」について、「オリジナルのカニエよりも上手かったですね」とコメントしていた。しかしKAORI、そりゃあカニエよりクリスは唄うまいよ。というか、カニエは下手だよ。というか、カニエカニエ言うなよ。蟹江敬三かと思ったよ。
KAORI チョイスのゲストはオトナモード。あと、DJ KAORIのサイン入りCDとDVDをプレゼントするそうだ。ビーチで水着で撮影したイメージ映像付きなら、私も応募を考えてみたい。どうなんだ、DJ KAORI!?

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posted by tsサイモン at 23:04| Comment(6) | TrackBack(0) | 番組レビュー シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
幅広いジャンルを歌えるのが優勝への道のり?
この3人で三つ巴決勝を見たかったですね
Posted by narinari at 2009年06月11日 22:23
いやぁ〜、クリスがここまで化けるとは不覚にも予想すらしていなかった!
ダニーは、私の感想では、徐々に本来の持ち味、実力が披露できるようになった感じですね!
でもやっぱりアダムでしょうね!
スティーブン・タイラー、ロバート・プラントの重厚なサウンドと一体となった圧倒的な歌唱は、私にとって代替ボーカリストは考えれないものだった。
しかし、アダム、おまえは歌唱力も含め余裕のよっちゃんだった。また、どうとでも歌える充分な余地すら感じさせた。
ルックス、パフォーマンスともに時代が求めているのはアダムなのではないか!!と思ってしまいました。
Posted by オッサン2号 at 2009年06月12日 09:29
クリスのHeartlessはびっくりしました!!
もともと好きだったけどまさか歌うとは思わなかったしクリスの選曲が好き!!
最近の歌が多いから(^_^)
Apologizeはほんとピッタリでしたね!

DJKaoriのCDのジャケットは実物と全ッ然違う…
Posted by ゆき at 2009年06月12日 19:01
アダムくんの登場には、毎回どんなパフォーマンスを見せてくれるんだろうと楽しみいっぱいでした
そして、帽子をかぶってたクリスくん、
「予選では、あまり露出がなかったね」といわれながらも、ふしぎな魅力を放ってました
サイモンさんのナビゲートもあって、ほんとに楽しむことができたこの番組も
今週かぎりですね
お楽しみが終わってしまうんだわねー

アダムくんのお母さんは「この子は本当に苦労したから、チャンスを持たせたやりたい」というようなことを言ってましたが
私も親ゴコロをいだいてしまいました
きっとスターになるでしょうけれど
スキャンダラスなスターには、なってほしくないな、あまり…
サイモンさん、ありがとうございました
Posted by シクラメン at 2009年06月12日 21:19
本当に今回は予測不可能の三つ巴。
Adam盲目的支持派の私もtsサイモンさんの洞察・考察を読んでなるほどなと思いました。それに比べたらKrisの選曲、アレンジ、持ち味のアピール力が一際光ってましたね。
毎年優勝者ってTOP4WEEKまでに1,2本ホームランヒットの曲披露しますよね。Cookの「BILLY JEAN」然り。Adamは「MAD WORLD」があるしKrisは「AIN'T NO SUNSHINE」があるけどDannyがいまいち思いつかない、、。「WHAT HURTS THE MOST」でしょうか?
Posted by 飴愛 at 2009年06月13日 02:32
>narinariさん
今シーズンは特に三人の差がつかない大混戦だったと思います。

>オッサン2号さん
三人を比較すると、確かにアダムはタイプが違うかもしれませんね。
クリスとダニーがそれぞれ従来のポップシンガーの王道路線といえなくもないのに対して、ツェッペリンからミュージカルまで唄いこなせるアダムは、やはり今まであまり見なかったタイプといえそうです。

>ゆきさん
クリスの強みは、そこにもあるのかもしれませんね。
最新のヒット曲をノスタルジックなニュアンスを絡めて唄いこなせる才能というのは、どこにでもいそうで実はなかなかいなかったような気がします。

DJ KAORIのCDジャケット、これから私も探してチェックしてみます(笑)

>シクラメンさん
今年で四年目に突入した日本版アメリカン・アイドルは、もはや晩冬から初夏に掛けた風物詩として私の中では定着してしまいました(笑)
しかし次週で番組が終わったあとも、AI出身者のウォッチングがありますので、お楽しみが終わるわけではありません。
引き続きAIしましょう!

私のブログがシクラメンさんのAI鑑賞のお役に立てて嬉しいです!

>飴愛さん
私の中でTOP4迄のダニーは、TOP5ウィークの「Come Rain Or Come Shine」が抜けていたと思います。しかしこの週は皆が全体的に出来が良かったので、目立たなかったというのがあるんでしょうか。
Posted by tsサイモン at 2009年06月13日 13:01
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