2009年04月26日

シーズン8 #25 「Week 12 9 finalists」

今週のテーマはiTunes ダウンロード人気曲。新しい曲でも古い曲でも、チャートインしていればなんでも唄えるわけだ。
番組冒頭で、コンテスタンツ一同がアメリカン・トップ40のスタジオ見学した模様が流された。私にとってはあまりに懐かしさを呼び起こす光景。毎週土曜日午後になるとFENでケーシー・ケイスンの名調子とともにオンエアされていた「アメリカン・トップ40」に、当時高校生だった私は学校から大急ぎで帰って来ては噛り付いていた。そして夜になるとラジオ関東(現在のラジオ日本)で日本版「全米TOP40」が湯川れいこさんの進行で放送されていた。週末は昼も夜も「全米TOP40」一色だった。いわゆるひとつの青春の1ページだった。湯川れいこさん、お元気ですかー!

アヌープ・・・・「Cauyght Up」 アッシャーを選曲。アッシャーというよりも、ジャーメイン・ジャクソンやビリー・オーシャンみたいな80年代ブラックコンテンポラリーっぽさを感じる歌唱。若者らしい新しさが感じられなかった。先週先々週のバラードで持ち味が出ていたし、この人は若さに似合わずgood Old Daysな個性なのかもしれない。決して悪いパフォーマンスとは思わないが、すこぶるインパクトに欠けた印象。
ミーガン・・・・「Turn Your Lights Down Low」 ローレン・ヒルを選曲。力を抜きすぎてまるで適当に唄っていた。ミーガンのように基本ができていないシンガーは、力を抜いて唄う事を薦められる場合がある。必要な筋肉を的確に使って唄う術を習得できるからだ。しかしそれはあくまでも練習段階で行うべきこと。基本練習とコンペティションへの対応を同時に行わなくてはならない状況が、今回ミーガンにこのようにヘナヘナな歌を唄わせてしまったのかもしれない。
ダニー・・・・「What Hurt The Most」 ラスカル・フラッツを選曲。うまく唄いこなしたと思うが、インパクトを感じなかった。ひとつには、ピーター・ガブリエルをイメージさせすぎる声にあるのだろうか。こういう曲調だとなおさら似て聴こえてしまった。サイモンはダニーの過去最高パフォーマンスといっていたが、私には先週先々週の方が断然に良い印象だった。
アリソン・・・・「Don't Speak」 ノーダウトを選曲。慣れないギターを弾きながら唄っているせいか、ところどころ音程がふらついていた。しかしどっしりとした存在感のある歌声のステディな佇まいは微塵も崩れない。ジャニス系というとちょっと違うかもしれないが、ブルースを通ってきたロックシンガー特有のヘヴィーな味わいをこの若さで持っている。しかも16歳ゆえの柔軟さもある。決勝ステージが誰と誰になるかはわからないが、そのどっちかがアリソンになるんではないかと予測する。
そういえば、ルックスも徐々に垢抜けてきたような感じ。シーズン6ジョーダンもこういう感じだったっけ。
スコット・・・・「Just The Way You Are」 ビリー・ジョエル を選曲。唄だけを聴かせるためにはピアノかギター弾き語りが最強。しかもスコットのようにソフトな声質の場合は、バックの音が薄い場合の方が断然生きる。楽器一台バックは文字通り打ってつけ。審査員と聴衆の興味を唄だけにフォーカスさせたという点で大成功。
しかし、ピアノ弾き語りだけで構成するステージとしては、正直不満を感じてしまった。まず曲の和音構成が微妙に違うと思う。原曲のテンション系コードをシンプルな和音に置き換えすぎて、曲の良さがイマイチ生きなかった。後半からテンポを速めたのは意図してのものだと思うが、これも荒っぽく聴こえてしまった。
マット・・・・「You Found Me」 THE FRAYを選曲。キーが低すぎる出だしだったが、それ以外は問題なかった。シャウトするマットを聴けたのもなかなか新鮮だった。ファルセットで音程をかなり外したりもしたけど、パフォーマンス内容は悪くない。しかし審査員の言うとおり彼の良さを引き出せない選曲であることも間違いない。何週か前のコールドプレイに続いてのロック系の選曲。マットのロックへの熱い思いはわかった。しかしこのロックへの片想いを諦めないと、優勝という蜜月がどんどん遠ざかってしまう。しみったれるなよ、マット!
リル・・・・「I Surrender」 セリーヌ・ディオンを唄った。しかしこの考え抜いた挙句に辿りついた選曲を、サイモンに事も無げにダメ出しされるっていうのが気の毒だ。「アップテンポの曲は避けた方がいい」という、前回の審査員の助言を取り入れての今回の選曲でもあったのだと思う。
♪I surrenderーーーー♪と長く音を伸ばす部分で何回か音を大きく外したりのミスはあったが、全体的には非常にレベルの高い歌唱だった。しかし確かにサイモンの言うように古臭い、というか普通の正統派ポップバラードな感じがした。
どうでもいいが、最後に子供を出したのは・・・・意図したわけじゃないだろうが、姑息だ(笑)
アダム・・・・「Play That Funky Music」 ワイルドチェリーを選曲。圧巻。サビの最後の「Play that funky music till you die」の超低音部「die」の音をきちんと出せるのも驚異的な音域を誇るアダムならでは。エンディングのフェイクでは数オクターブを行き来して完璧に決めた。自分の広い音域を縦横無尽に使えるキーの設定といい、原曲のテンポを思いきって落としてゆったりめなフェイクしやすいスピードに変えたアレンジといい、随所が計算されつくしている。毎週毎週自分の持てる技を全て繰り出してオンパレードするので、アダムはいつでも凄いのである。本当に自分を知り尽くしている。
課題の”ハート不足”はほとんど解消されていないが、とにかくそれ以外の面が今回は見事すぎた。
クリス・・・・「Aint No Sunshine」ビル・ウィザーズを選曲。 最後のファルセットは外してしまったが、翳りのあるバラードを切々と抑揚豊かに唄えるという彼の持ち味が、ますます徳永英明と被ってきた。唄い終わった後の余韻をしみじみ味わえるっていうのは、本格派の証。この歌心だけを取り上げれば、「凄い!・・・・」で終わってしまうアダムでは逆立ちしても敵わない。ここから攻めれば優勝も見えてくると思う。今シーズンでもっとも心に残る歌を唄えるのはクリスかスコットだろうし。

今週はなんといってもクリス。今なお私の中の余韻は醒めやらない。それと同点首位がアダム。豪華絢爛技術博覧会に圧倒された。この後に続くのはアリソンとスコット。この4人が現時点でのTOP4と呼んでもいいかもしれない。ダニーは審査員受けがよかった。リルも内容的には賞賛されるべきパフォーマンスだった。アヌープはインパクトが無かったし審査員受けも悪かった。
しかしこんなことをいちいち書くまでもなく、今週の脱落者予想はぶっちぎりでミーガン。競馬で言えば、1頭だけ馬群から何十馬身も離されてタイムオーバーの大差でシンガリ負けしたようなものだろう。ごめんねミーガン。今週もひどい事を書いてしまったよ。でもねミーガン、いつかわかる日が来るよ。そしてその時に・・・・君は俺と恋に落ちるのさ。

落ちねーよ!

と突っ込みながら過ぎる和やかな休日のひとコマですか?

昨夜の放送時間はは取り込み中でほとんどまともに見れなかったので、日曜午後1時頃からの放送を見てからのレビューとなってしまいました。更新が遅くてすみません!

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posted by tsサイモン at 15:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 番組レビュー シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。私もFOXでシーズン5を放送して以来ずっと、アメアイを見ているのですが、今シーズンが6と同じかそれ以下…と感じる出場者…。前のシーズンまたは、シーズン5の時だったら、私的には、アヌープ、マット、リル、スコット、ダニーはもうさようならか、ギリギリのような気がする。マンディーサやメリンダそしてドートリー去年のwディビットや豊富な人材、今シーズンはなんだか無理に審査員というか、制作者側が盛り上げようとしている感じが臭う…。やっぱり偶数は出来が悪いのかしら…。
Posted by ぷ at 2009年04月27日 09:03
クリスがアツいですね!
毎週成長してるのは彼くらいじゃないですね。
徳永英明…(笑)分かります!
彼の魅力は歌だけじゃないんですね。
毎回画面に釘付けです。
姿も爽やかでほんと素敵(´`)!笑


あと応援してるスコットも今回は良かった!安心しました。
歌にも心があって大好きです。ですが神パフォはこれまでかな…とも思えて。
変化を求める視聴者に対して変わり映えしなすぎても優勝は難しいかな。


アダムは初めから完成されすぎてて応援までいかないです(T_T)
才能は素晴らしいですけど!
見てていきなり花咲くタイプの方が面白い!
Posted by えり at 2009年04月27日 21:43
はじめまして〜!
いつも楽しく拝見しています。
とても詳しい情報で勉強させてもらってます!

今回は私もクリスにもってかれました!
最後が惜しかったけれど、素晴らしかったですよね。
クリス、アダム、アリソンは残るでしょうね。
それと、ダニーはUSでは人気のある個性っぽい。
今回初めてスコットっていいかも?と思いました(激遅?)
また、おじゃまします。よろしくお願いします。
Posted by moon at 2009年04月28日 12:11
>ぷさん
はじめまして!
シーズン5と比べてはいけません。(笑)日本で放送開始以降、過去最高の質とバラエティーを誇ったシーズンだったと思います。
前シーズンは、デヴィッドvsデヴィッドの2強で盛り上がったシーズンという印象が個人的にはあります。今や本領発揮のマイケル&カーリーも、共にコンペティション中は伸び悩んでましたからね。
今シーズンは、まだわかりません。アリソンやクリスがもうひと皮ふた皮向けたら、凄いことになりそうな気もしますよ。
番組サイドが盛り上げようと躍起になっているのは、これはもうAmerican Idolの視聴率が下降中なので仕方ないと思います。しかし目に付きますよね(笑)

>えりさん
コンテスタンツの成長を見守りながらその開花する瞬間を見届けるっていうのは、アメリカン・アイドルを観るうえで最も大きな楽しみのひとつですよね。
スコットにはもっともっと頑張ってもらって、私たちに一生懸命生きる事の尊さ素晴らしさをもっともっと伝えてほしいです。

>moonさん
はじめまして!そしてこちらこそよろしくお願いします。
私も同感です。クリス、アダム、アリソンというそれぞれタイプの違う実力者3人には、この先もずっと残ってもらいたいです。そして手に汗握る優勝争いを展開してほしいです。
ダニーはあの年なのに、すごく可愛がられてるっていうか(笑)アメリカ人にとって親しみやすいタイプなんでしょうね。
スコットは真骨頂でしたね。次のステージも注目です。
Posted by tsサイモン at 2009年05月02日 11:37
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